大転子 痛い 原因は何?
・横向きで寝ると骨盤横の骨が痛い
・股関節を回すとカクッと鳴って痛みがある
・ランニングなどすると股関節の痛みが残る
大転子周りに痛みがあるが原因がわからない
という方に股関節の痛みである2つの原因を
ご紹介していきます。
まずは大転子とは何か。
大転子とは股関節を形成する太ももの骨の
上端、外側の一部分の名称です。
骨盤を横から触るとポコッとしている骨で
漠然と大転子が痛いといっても
大転子の表面なのか、奥なのか
それによって原因が異なってきます。
それでは具体的に説明していきます。
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まずは奥の方の痛み
大転子の奥で、太ももの骨は骨盤側の受け皿
となる臼蓋(きゅうがい)と接地しています
生まれつきこの受け皿が小さかったり
浅かったりすると、関節自体に負担がかかり
やすく、痛みの原因となります。
これ以外にも股関節疾患には
① 先天性股関節脱臼
② 麻痺性脱臼
③ 単純性股関節炎,大腿骨大転子滑液包炎等
④ 変形性股関節症
⑤ 大腿骨頭壊死症
⑥ 腫瘍
⑦ 骨粗巻症,病的骨折
⑧ 大腿骨頭すべり症
などがあります。1)
これらの原因による痛みの場合は専門の医師
に相談、治療していくことをおすすめします。
次に大転子の表面的な痛み
表面は腰から膝まで伸びている腸脛靭帯が
大転子の上を通っています。
日常生活の姿勢の崩れによって
股関節が内股(股関節の内旋)になると
腸脛靭帯と大転子部に過剰な圧がかかり
痛みにつながります。
その上で外側に重心がかかった歩き方を
していると大転子周辺により負担が
かかってきます。
大転子の痛みを予防する歩き方は
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大転子の痛みを予防するのに重要なのは
お尻の 中殿筋(ちゅうでんきん)
歩くときに横ブレを抑えてくれる筋肉です
重心が前がかりになっていると
前ももの筋肉で体を支えてしまい、
外側に重心がかかりやすくなります。
腰を入れ、かかとで着地。
かかとにしっかり重心を置いて踏み込む
事で中殿筋や裏面の筋肉が使われます。
バランスよく、お尻、太ももの筋肉を使って
歩くことによって外側荷重を抑え、
大転子周辺の負担を軽減させていきます。
大転子に負担をかけない立腰歩きは↓
大転子 引っ込める 歩き方 でスリムな骨盤に!
【まとめ】
硬い床などに横向きで寝ると骨盤の横の骨
大転子が当たって痛い
など、大転子の痛みの原因は
表面的な痛みであれば
内股の歪みによって大転子が出っ張り、
その上を通る腸脛靭帯との圧迫によるもの
日頃の歩き方など姿勢を見直していきましょう
奥の方であれば、股関節由来の問題による痛み
が考えられます。痛みの状態に
よっては専門医の診断を仰ぎましょう
・痛みを気にせず、ヨガを楽しみたい
・内股の姿勢を整え、大転子を引っ込めたい
・運動後の足の外側の痛みを予防したい
など、歪みからくる大転子の痛みのケアは
股関節を調整する姿勢・動作改善でみて
まいります
詳しくは 骨盤コース(大転子)
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文責 : 榎本 裕司
整体師歴20年、カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス恵比寿院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修:相澤 景太
カイラックス治療院 代表
鍼灸師(国家資格)
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員
参考web
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika1996/15/3/15_3_89/_pdf/-char/ja