大転子 正しい位置とは?
細身のパンツを履くと 骨盤で引っかかる
骨盤横の骨が出ている気がする
骨盤横の出っ張った骨は
大転子といいます
大転子は 太ももの骨の外側部分で
股関節のバランスによって 位置が変わる
骨盤の横に触れると感じる 大転子
出っ張っているのか 普通なのか
実際の整体の現場でも
大転子の正しい位置はどこですか?
と 質問をいただくことがあります
個人差はありますが、
今回は正しい位置の目安となる
2つのポイントをご紹介させていただきます
● 大転子 正しい位置 2つの目安
大転子は 太ももの骨の外側
股関節が 内外にねじれると
膝はつられて 内外を向く
なので 膝の向きが正面かどうか
が ひとつ目の目安
膝が内を向いていると 大転子部分は
外にせり出してきます
逆に外に向くと ガニ股になって
股関節の硬さにつながる
鏡で見るか、スマホで脚の写真を撮り
正面から膝を見て まっすぐかどうか
を見ていきましょう
注意点は 上から膝をのぞき込まない
立って そのまま膝を見ようと おじぎを
しようとすると つま先重心になり膝が
内を向きやすくなります
膝の向きを確認する時は
必ず 正面を向いた状態で確認すること
が 大切です
次に 横からの姿勢を見ていきましょう
注目するポイントは 大転子と外くるぶし
理想的な位置関係は 一直線上にある
しかし 大転子の出っ張りの方に良く見られる
姿勢のクセは 大転子の位置が前に出ている
お腹を前に突き出すと 前ももの筋肉で
姿勢を支えがちになり 大転子を引っ込める
お尻の筋肉が使えなくなる
・高いヒールを履いている人
・産後のママさん
・台所のシンクにお腹を押し当てている人
などが 大転子が出っ張ってくる人の特徴だと
現場で見ていて感じます
✓ 膝が内を向いている
✓ 大転子がくるぶしより前に出ている
ここを
大転子の出っ張りでお悩みの方の姿勢を
確認する時に 必ず見るところです
ご自身で 鏡や写真で姿勢を見てみると
当てはまっている所があるかもしれません
次にどのようなことを気をつければ
大転子の出っ張りを予防できるのかを
ご紹介させていただきます
● 大転子の出っ張りを予防する姿勢とは
大転子が出っ張る人に見られる姿勢のクセは
1、膝が内を向いている
2、大転子が外くるぶしより前に出ている
でした
予防のためには この逆の動きをする
・膝を正面に向ける
お尻をキュッと締めれば 膝は正面向きます
しかし 力を入れ続けることは難しい
そこで つま先を45度づつ外に向ける
これで膝が正面を向いてきます
普段が内股のため ガニ股に感じるかも
しれませんが 膝を正面向けることが重要です
・かかとに重心を置く
大転子の位置が前に突き出ると 足指の付け根
で接地しているケースが多いです
足指の付け根 中指あたりに角質が出来ている
ことはありませんか
大転子と外くるぶしが一直線上になると
重心は かかと に乗ってきます
その上に すねの骨 太ももの骨 骨盤が
上に積み上がり 骨格で重心を支えると
下半身の筋肉にかかる負担が減ります
かかと といっても
厳密には かかとの前の方
ちょうど 外くるぶしの下あたりに
重心を置くのが理想です
そして 重要なポイントがもう一つ
上に吊られるイメージで立つ
上に吊られると 重心位置が上がり
真っすぐな重心が保ちやすく 下半身に
かかる負担が減ります
大転子の出っ張りだけでなく
前もも張り、O脚、ふくらはぎの外張り
などの下半身太りの原因の予防にも
つながります
今までの姿勢のクセが残っていると
良い姿勢がとりにくい 違和感を感じる
これでいいのかわからない という声を
現場でもうかがうことがあります
大転子を引っ込める姿勢に整えたい
徹底的に大転子のまわりを施術してほしい
大転子の位置を確認し 引っ込めていく整体
で専門的に姿勢から確認させていただきます
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文責 : 榎本 裕司
整体師歴20年 カイロプラクター
コンディショニングトレーナー
カイラックス恵比寿院 院長
日本健康スポーツ従事者協会 理事
Wasedaウェルネス研究所 研究員
監修:相澤 景太
カイラックス治療院 代表
整体師 鍼灸師(国家資格)
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)
早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員