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かくれ脱水

かくれ脱水

脱水症になりかけているのに、

本人や周囲がそれに気がつかないため、

有効な対策がとれていない状態を

「かくれ脱水」と呼びます。

「かくれ脱水」になると、

なんらかの身体のサインがおこります。

身体のサインとしてわかりやすいのは

なんとなく感じるだるさ

疲れやすさといった身体からのサインです。

水分が足りてなくて何かしらの体調変化があれば

隠れ脱水の兆候だと気を付けることが大事です。

治療院に来院される

慢性疲労や肩こりや腰痛、

頭痛、便秘やむくみなどで

来院される方でも隠れ脱水の方が多い傾向にあります。

水分が満たされている身体と

そうでない身体とでは、

身体の反応が違うため

カウンセリングや脈診などで

水分が不足していることが

考えられる場合は、水分量の測定を行います。

測定でも水分が足りていない場合は

一人一人の身体に合わせた水分補給の提案します。

また、肌荒れや乾燥肌、

またダイエットなどに関する悩みで

多くの人がかかえている、

便秘の悩みもそのほとんどは、

生活習慣から起こる「機能性便秘」です。

水分補給を心がけるように生活習慣を変えれば、

薬を必要とすることなく

便秘の解消につながります。

人体の水分は60%が水分からなり、

一日あたり最低でも2.2ℓの水を必要としています。

体液は栄養素の運搬や老廃物の除去、

体温調節、新陳代謝などの生理的機能も担っているため、

脱水症を引き起こすとさまざまな症状が現れます。

下痢・嘔吐などの水分損失を伴う症状、

また風邪・肺炎などの発熱時にも、

より多くの水分を失っていることになり、

脱水症になる可能性があります。

特に乳幼児・高齢者では、

必要な水分量や水分不足を感じにくいなどの違いがあるため

注意が必要です。

脱水症状になる前に現れるのが脱水症状の1歩手前の「かくれ脱水」

で身体の中の水分は減っているが

自分では脱水だと気が付きにくい状態です。

日本でのデータが見当たらないため、

アメリカの報告によると推定によれば

アメリカ人の75%は慢性的な脱水症状で、

37%はのどの渇きを空腹と誤解しているそうだ。

体の水分は、2%減っただけで疲労や精神障害を引き起こす。

予防のために毎日コップ5杯の水を飲むと大腸がんのリスクは45%、

乳がんリスクは75%、

膀胱がんのリスクは50%低下するという報告があります。

なんとなく感じるだるさ

疲れやすさ

慢性疲労や肩こり、腰痛

頭痛や便秘などといった

ことは、水分が足りてなくて

何かしらの体調変化だとも考えられます。

水分が足りてなければこまめに水分補給を

心がけてみてください。

 

水分損失率(対水分)と現れる脱水諸症状の関係

水分損失率

症状例

1%

大量の汗 喉の渇き

2%

強い乾きめまい 吐き気 ぼんやりする 重苦しい

食欲減退 血液濃縮 尿量減少 血液濃度上昇
3%を超えると 汗が出なくなる

4%

全身脱力感 動きの鈍り、皮膚の紅潮化、いらいらする、

疲労および 嗜眠、感情鈍麻、吐き気、

感情の不安定(精神不安定)、無関心

6%

手足のふるえ、ふらつき、熱性抑鬱症

混迷 頭痛 熱性こんぱい 体温上昇、脈拍・呼吸の上昇

8%

幻覚・呼吸困難、めまい、チアノーゼ、言語不明瞭

疲労困憊、精神錯乱

10~12%

筋痙攣、ロンベルグ徴候(閉眼で平衡失調)

失神、舌の膨張 譫妄および興奮状態、不眠

循環不全、血液および血液減少、腎機能不全

15~17%

皮膚がしなびてくる、飲み込み困難(嚥下不能)

目の前が暗くなる、目がくぼむ、排尿痛、聴力損失

皮膚の感覚鈍化、舌がしびれる、眼瞼硬直

18%

皮膚のひび割れ、尿生成の停止

20%

生命の危機、死亡

 

水分補給は、大切なこと

骨盤矯正ダイエット 水分補給

 

参考書籍

水分損失率と現れる脱水諸症状の関係、日本体育協会、スポーツと栄養、P108 表7

健康ビジネスで成功を手にする方法  P122

ポール・ゼイン・ピルツァー (著), 白幡憲之 (翻訳)

 

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