整体 スクール 産後の腰痛

カイラックス整体スクール受講生に配信しています。

柔道整復師の資格を持ち

整骨院を運営されている先生から

産後の腰痛についてのご相談があり

通常の腰痛と

妊娠中、産後の腰痛 の原因と施術方法

セルフケアなど実践を交えてアドバイス行いました。

骨盤と脊柱のアライメントの変化などについて

カイラックス治療院の臨床データと

先行研究等からの文献を使用して

姿勢分析から姿勢改善、歩行改善、

動作改善など行いました。

妊娠から産後、そして育児と

母親は身体的にも精神的にも負担が大きくなります。

リラクゼーション目的でしたら

疲れたときにという来院になりますが

体型戻しを目的とした

産後の骨盤矯正は

骨盤周りのケアを行えば

1回の施術で十分で

後は、

セルフケアを実践していただければ

自然と体型は戻ります。

育児中の母親は、

時間的にも忙しいですので

その辺も踏まえて

できるだけ

日常生活内で行えるセルフケアや

リラックス法やストレッチ

マッサージなどの提供も行いました。

腰痛改善の施術から

動作改善までの一貫した

プログラムを提供させて頂きました。

産後のお母様に喜んでいただけたらと思います。

メモ

産後腰痛の多くは

仙腸関節部のゆるみやズレを原因とする

腰痛だとも言われています。

妊娠するとリラキシンホルモンにより

仙腸関節を支えている筋肉や靭帯が弛緩していきます。

妊娠中は、疲労や損傷を受けやすい状態になり

さらに分娩時に骨盤に大きな負担が加わることで

仙腸関節痛を引きおこすと言われています。

運動習慣により骨盤を指示する筋肉や安定させる

筋肉の筋力が維持増進することが言われています。

 

妊娠中の腰痛

妊娠中の腰痛の特徴は、胎児の成長に伴う体型変化により

腰痛前弯をきたす腰から背中に痛みを生じる腰痛と

関節靭帯を弛緩させるリラキシンというホルモンにより

異常可動域をきたして痛みが誘発される

骨盤由来の腰痛が報告されています。

痛みの部位としては、仙腸関節が50％と多く、

次に腰背部31％　鼠径部21％　恥骨結節7.4％　

臀部５％　腸骨稜周囲５％１)という傾向にあります。

 

産後の腰痛

産後のマイナートラブルのうち 腰痛の発症率は高く

長期間にわたり残存するケースも 報告されています。

産後の腰痛は疼痛部位により

腰背部痛・仙腸関節

・臀部・鼠径部・恥骨結合・大腿前面の

鈍痛や痺れをもたらす骨盤帯痛と大別されて

日常生活や生活の質の低下に影響することが言われています。

産後の女性は、未経産婦と比べて胸腰椎湾曲角が

有意に小さい事と報告されていることや

産後の女性において腰痛と脊柱アライメントとの

関連で腰背部痛のみを有する者において

腰椎前弯角が小さい傾向が認められることや

脊柱アライメントが関連されている可能性が考えられています２)

 

妊娠期から産後にかけての母親は

身体的にも精神的にも負担は大きく

産後の母親に対しての健康支援の大切さを感じます。

 

１)妊婦および褥婦における腰痛の実態調査

https://ci.nii.ac.jp/naid/130004577430

 

２)産後の女性における腰痛と脊柱アライメントとの関連

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/46S1/0/46S1_H2-160_2/_pdf/-char/ja

 

相澤　景太

カイラックス治療院　代表

整体師 鍼灸師（国家資格）

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了（スポーツ科学）

早稲田大学スポーツ産業研究所　招聘研究員

埼玉県和光市スポーツ振興計画策定委員(2012年)　

日本工学院八王子専門学校教育課程編成委員会委員　(2016年～)