認知療法・認知行動療法
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整体 短期 スクール 認知行動療法

整体 短期 スクール 認知行動療法

認知行動療法は、痛みの軽減など

さまざまな精神・身体疾患において

効果的であると言われています)。

糖尿病や肥満など

生活習慣病においても

多くの肥満患者は”私は食べてない”

“水を飲んでも太る”などの

認知の歪みを

伴っているケースにおいて

認知の変容を促すことで

効果が認められています。

 

さらに肥満者など生活習慣から

起因する身体症状においては

自己ダイエットとリバウンドの

繰り返しによる自己効力感の

低下から生じていることが

多いと言われています。

肥満や糖尿病の治療で重要なことは

認知の歪みを修正して

運動や食事療法による

減量や血糖の改善に対する

自己効力感を向上させることです。

これらの認知の歪みを

生じやすい性格特性として

全か無思考

過度の一般化などを

認めることが多く

治療にあたり患者の性格特性を

把握しておくことは有用です。

実際の肥満、糖尿病の治療では

血糖や体重のセルフモニタリングと

自己の行動(食事・運動など)と

その後の血糖、体重の変化(関連)に

気付かせることが重要と言われています。

同時に患者の自己効力感を向上させ

食事・運動などの行動変容を促し

維持させるサポートが必要と言われています。

これら患者の認知の歪みを修正し

自己効力感を維持、向上させるうえで

認知行動療法は非常に効果的です。

認知行動療法は

人間の思考・行動・感情の関係性に

焦点を当て、学習理論をはじめとする

行動科学の諸理論や認知・行動変容の

諸技法を用いて思考・行動様式を修正し

症状や問題を解決していく治療法として

確立されてきています1)。

これまでに、うつ病、パニック障害、

不安障害、強迫性障害、PTSD、

摂食障害、物質関連障害などの

治療に用いられ、多くの効果が実証されています2)。

認知行動療法は患者のセルフコントロールの

獲得をねらいの一つとして、

かつ患者の生活状態に応じた

多様な行動変容の諸技法を提供でき、

このような患者指導に非常に

有用であるといわれています 3)。

欧米では、

すでに生活習慣病のみならず

さまざまな慢性疾患のケアや

予後管理に認知行動療法が

適用され効果を上げています。

参考WEB)

1)Deacon BJ, Abramowitz JS:Cognitive and behavioral treatments for anxiety disorders: a review of meta-analytic findings. J Clin Psychol 60:429-441, 2004

2)Reinecke MA, Ryan NE, DuBois DL:Cognitive-behavioral therapy of depression and depressive symptoms during adolescence: a review and meta-analysis. J Am Acad Child Adolesc Psychiatry 37:26-34, 1998

3)木村 穣:運動指導と認知行動療法.臨床スポーツ医学 26:353-357, 2009

4)肥満,糖尿病を有する患者のための認知行動療法

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjghp/23/4/23_348/_pdf/-char/ja

公開日2020.2.19

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