下半身やせ
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反張膝 原因 を知って膝ラインを整えよう

反張膝 原因 とは何か

・立っていると 前ももに力が入りやすい

・下半身の筋トレをすると 変に発達しやすい

・前もも、ふくらはぎが 疲れやすい

 

太もも、ふくらはぎの筋肉が たくましく

細くしたいけど 細くならない

その原因は 反張膝(はんちょうひざ)

かもしれません

 

本来 人間の脚ラインは まっすぐ立った時

 

③ 骨盤の横の骨 大転子

④ 膝やや前方

⑤ 外くるぶし

上記3点が一直線上にあるのが理想です

 

反張膝になると 膝が後ろに引っ込み

逆 “く” の字に弓反りした状態になります

反張膝に関する先行研究では

一般に 正常膝伸展角度を0~5°以内

とされている 

 

原発性に発生する反張膝は稀である

とされている

※ 原発性:原因不明の意味

と述べられています 1)

 

どうして このようなライン崩れが起きるのか

反張膝になるには 何かしらの原因がある

 

今回は その考えられる 反張膝の原因を

ご紹介させて頂きます

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反張膝 原因 とは何か

 

反張膝になる原因は

・関節弛緩性

・膝伸展屈曲筋力の低下

・足関節の可動域制限

などが考えられる 2)

 

わかりやすく言うと

関節が緩い、太ももの筋肉が弱い、足首が硬い

ということです

ひとつづつ ご紹介していきます

 

はじめに 関節が緩い

これは 膝の関節が緩い ということです

本来 180°+5° が膝を伸ばした時の可動範囲

これが関節が緩くなることで6°以上弓反りする

 

関節の柔らかさに関しては

先天的なケースと後天的なケースがあります

 

後天的なケースとして 先行研究では

優位な相関関係がみられなかったが

 

・ヒールを履いて過度な負担を膝にかけている

・スポーツ等における過度に膝を伸ばす動作

・膝の外傷

 

などにより 関節の可動域が通常より拡がって

しまい 反張膝につながることが考えられます

 

次に 太ももの筋肉が弱い

太ももの筋肉と言ってもたくさんありますが

主に裏ももの筋 ハムストリングスの筋力低下

 

ハムストリングスは 膝を曲げる筋肉

逆に前ももの筋肉 大腿四頭筋 が膝を伸ばす

筋肉になります

 

前後の筋力バランスが崩れ 前ももの筋肉が

強くなると 膝を伸ばす力が強くなる

 

日頃 前ももの筋肉を力ませて 重心を支えて

いると ハムストリングスは機能低下を起こし

後ろで支える力が弱まっていく

 

・前ももを触ると 常に硬い

・筋トレをすると 前ももがたくましくなる

ような方は 要注意です

 

最後に 足首の硬さ

反張膝の足裏の圧を調べた先行研究では 3)

 

GR 群(反張膝の人)の足圧中心は内側

かつ後方へ偏位しており 反張膝を呈する者は

内側アーチの減少が示唆された

と 発表されています

 

立っている時 足裏の重心は 内側、かかと寄り

になっていて 土踏まずのアーチが減っていた

ということです

 

これは 足首が 内側に傾く 回内(かいない)

という 足首のアライメント崩れ になっている

状態です

 

 

回内した足首を 後ろから見ると

 

 

アキレス腱が 外に傾いて見えます

 

このような状態になると 足裏のアーチで

地面の反発力を吸収できず 足首の関節に

負担がかかり 動きが硬くなっていきます

 

足首で支えられない負担を 膝で支えるように

なると 前ももの筋肉が力み 反張膝のクセが

強まっていくことが 考えられます

 

では これらの原因を踏まえ 反張膝を整える

為には どうしたら良いのでしょうか

 

ポイントは 膝に負担をかけない こと

その為には 姿勢軸を整えることが重要です

 

反張膝を整えるための 理想的な姿勢 を

次に ご紹介させて頂きます

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反張膝 を整える姿勢のポイント

 

これまでの 反張膝の原因をまとめると

・関節が緩い

・前ももの筋肉が強い

・足首が回内して 硬まっている

ということです

 

反張膝につながる 姿勢アライメントの崩れ

と 太ももの筋肉バランスを整える ことで

緩んだ関節でも まっすぐに膝を保つことが

出来るようになります

 

この姿勢は 骨で立つというイメージです

 

足(かかとの骨)、すねの骨、太ももの骨

骨盤、背骨、頭 を正しく上に積み上げていく

ことで 骨の特性で重心を支え 筋肉に過度な

負担がかかりにくくなります

 

しかし 姿勢アライメントが崩れることで

前ももの筋肉に過度な負担がかかり 強くなる

と 膝を強く後ろに押し出し 反張膝につながる

 

その姿勢アライメントの崩れ とは

・反り腰(骨盤前傾)

・太もも(前に傾く)

・膝(伸びる)

・膝下(後ろに傾く)

・足首 (回内)

となります

http://nextep-labo.net/2018/05/07/posture-1/  様より画像引用

 

これは 運動連鎖 という一定の歪みパターンで

それぞれ庇い合うように アライメント崩れて

いきます

 

3)の先行研究でも

反張膝による後方重心を 骨盤前傾増強させ

代償している可能性が考えられる

と 述べられています

 

反張膝対策の姿勢のポイント は

 

はじめに 反り腰にならないようにする

なるべく紐で吊られているイメージで

上に伸びる

 

反り腰姿勢の方は お腹が前に出やすい

上に伸びることで お腹と腰を後ろに引き

骨盤をまっすぐ立てるようにする

 

その上で 大転子 → 膝 → 外くるぶし が

一直線になるように 骨を積み上げる

 

姿勢アライメントが整い 骨で重心を支える

ことが出来れば 前ももの筋肉に触れると

普段より緩んでいるのを確認できると思います

 

これが理想的な姿勢になります

この姿勢を定着、習慣化させることで

反張膝になることの予防につながります

 

反張膝は上記パターン以外でも起こります

姿勢改善を試してみても変化がわからない

という方は 一度専門家にご相談されることを

おすすめいたします

 

また 反張膝は前ももの筋肉を常に力ませる為

細身のパンツを履いた時 太ももの太さの原因

のひとつとなります

 

反張膝が気になるけど 太ももが太いのも悩み

という方は ぜひこちらもご覧ください

 

太ももが太くなる原因と対処法のまとめ

 

参照WEB:

1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2011/0/2011_Ab0681/_pdf/-char/ja

2)https://www.megumikai.com/colum_riha/colum_riha25.pdf

3)https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/42/2/42_2_521/_pdf/-char/ja

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

 

作成日:2020.12.14

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