60代 脊柱起立筋 筋力低下を予防する運動

・以前に比べて 背筋が弱くなった

・立った時に 背中が丸くなっている

・転倒を 予防したい

と悩んでいる方の記事になっており

 

これから紹介する

運動を行うことで歩行に関わる

背中の筋肉を使い

転倒による怪我を予防しやすくなります

 

 

背筋力の強化は

歩行能力の向上につながり

転倒や介護予防に役立つ

といわれています

 

先行研究では

背筋力は、脊柱起立筋を中心として、

臀筋と腹筋とが綜合された力といわれており、

歩行時の脊柱起立筋は歩行周期全般にわたり活動し、

慣性と重力によって体幹が前方に屈曲するのを防ぎ、

同時に左右への動揺も抑えている。

背筋力を測定することは、

高齢者の運動機能を把握するための

一つの指標となると思われ、

また、背筋力を強化することは、

歩行能力の向上、全身の筋力強化に

つながると考えられ、転倒予防や

介護予防にも役立つ可能性があろう 1）

とあります

 

高齢者の背筋力についての一考察

による論文では

・背筋力は背中の筋肉を中心として

   お尻と腹筋が一つにまとまった力

・背中の筋肉は歩行時などに活動し

   体幹が前に倒れるのを防ぎ

   左右へのブレも抑えている

・背筋力を強化することは

   歩行能力の向上、全身の筋力強化に

   つながり転倒予防や介護予防に

   役立つ可能性がある

とあります   

 

背筋力は背中の筋肉である

脊柱起立筋を中心として

お尻の筋肉である殿筋

お腹の筋肉である腹直筋などが

一つになった力です

 

背中に位置する

脊柱起立筋  （ せきちゅうきりつきん ）は

棘筋 （ きょくきん ）

最長筋 （ さいちょうきん ）

腸肋筋 （ ちょうろくきん ）

という 3つの筋肉の総称で

背骨を支え姿勢を維持する

働きをもつ筋肉です

 

 

お尻の筋肉は殿筋群と呼ばれ

大殿筋（ だいでんきん ）

中殿筋（ ちゅうでんきん ）

小殿筋（ しょうでんきん ）

という3つの筋肉の総称で

 

歩行を安定させる ために

使われます

 

腹直筋は

下っ腹まで付着する 筋肉 で

シックスパック と呼ばれる部位です

身体を前屈 側屈させる動き に作用し

日常生活では 体幹のバランスを安定させる

ために使われます

 

 

加齢により背筋力が低下することで

歩行が不安定になり転倒しやすく

怪我につながる可能性があるため

歩行を安定させるために

日頃から運動などを行い

背筋力を落とさないことが大切です

 

背中の運動

1、うつ伏せで足を肩幅程開く

2、頭、両手足を上げてキープする

3、30秒×3セット行う

 

 

【まとめ】

背筋力の強化は

歩行能力の向上につながり

転倒や介護予防に役立つ

といわれています

加齢により背筋力が低下することで

歩行が不安定になり転倒しやすく

怪我につながる可能性があるため

歩行を安定させるために

日頃から運動などを行い

背筋力を落とさないことが大切です

 

60代 脊柱起立筋 筋力低下を予防する運動

についてご紹介しました

 

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参照WEB：  https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2003/0/2003_0_A0313/_pdf/-char/ja

 

文責 ： 田上 尚平

整体師歴10年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス 大泉学園院　院長

日本健康スポーツ従事者協会　理事

Wasedaウェルネス研究所　研究員

 

監修：相澤　景太

カイラックス治療院　代表

整体師 鍼灸師（国家資格）

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了（スポーツ科学）

早稲田大学スポーツ産業研究所　招聘研究員

最終更新日:2022.2.26