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ビタミンD 不足 で起こる事

ビタミンD 不足 で起こる事

 

ビタミンD とは

脂溶性のビタミンで

不足することで

骨や筋肉が弱く なりがちです

 

先行研究では

ビタミン D はカルシウムおよび

骨代謝調節において重要な役割を果たす。

ビタミン D の栄養を最も良く反映する代謝物は

25-hydroxyvitamin D(25-D)であり,

血中 25-D 濃度の低下は

骨代謝に悪影響を及ぼす

副甲状腺ホルモン(PTH)の上昇を招く。

さらに,ビタミン D 不足状態は,

骨代謝異常だけでなく

血管疾患,転倒,筋力低下,

がん,感染,死亡率

などと関連することが報告され,

さまざまな面で健康状態を

損なわせることが

明らかになってきた。1)

とあります

 

ビタミンD不足が続くことで

骨軟化症、くる病

などにつながる可能性があります

骨成長後の成人に発症するものを

骨軟化症

骨成長前の小児に発症するものを

くる病

といいます

 

骨軟化症とは

骨や軟骨の石灰化障害により

類骨(石灰化していない骨器質)の割合が

増加する状態です

骨成長後の成人に発症するものを

骨軟化症といいます

 

骨軟化症の症状として

骨痛、筋力低下

などがあります

 

骨軟化症の治療として

ビタミンDの補充が必要となります

 

くる病とは

骨成長前の小児に起きる症状で

カルシウムやリンなどの

電解質が骨に沈着する量が

少ないため骨が脆くなる

状態です

 

先行研究では

ビタミンD(VD)は

抗くる病作用をもつ

D2(エルゴカルシフェロール)と

D3(コレカルシフェロール)からなり,

成人の供給源には

きのこ類に含まれるD2と,

魚類の肝臓や魚肉,バター,卵黄

などに含まれるD3,および皮膚に存在する

ブローD3(7一デヒドロコレステロール)がある。

ブローD3は紫外線(UV)照射により

皮膚でD3に変換される。

こうして食品から摂取されるか,

皮膚で生成されたD2とD3は

肝臓で25(OH)Dとなり,

さらに腎臓で1,25一(OH)2Dとなって

生理作用を発揮する。

一方,胎児へのVD供給は

母体から経胎盤性に行われる。

出生後はこれに代わって,

栄養(母乳や人工乳,離乳食)と

UV照射がVDの供給源となる。

したがって,乳児のVD欠乏性くる病は

これら3つの供給不足が発症要因となり得る。

とあります2)

 

くる病の原因として

ビタミンD不足があります

 

くる病の症状として

骨が柔らかくなり正常に成長しない

身長の伸びが悪い

O脚、X脚

歩行開始の遅れ

転倒しやすい

などがあります

 

くる病の治療として

食生活の改善と日光浴が

大切です

 

骨軟化症、くる病を予防するには

ビタミンDの摂取と日光浴が大切です

ビタミンDは

サケ、マグロ、サバ

などの魚やきのこ類などに多く含まれます

ビタミンDは

紫外線により 皮膚で合成されるため

1 日 15 分間

日光に浴びることが大切です

 

【まとめ】

骨軟化症、くる病は

ビタミンD不足が原因となります

食生活の改善や日光を浴びる事で

予防をすることが大切です

 

ビタミンDについては

こちで詳しく紹介しております

 

ビタミンD 不足 で起こる

骨軟化症、くる病

についてご紹介しました

 

参照WEB

https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/14/12/14_531/_pdf/-char/ja

https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2006/006501/009/0049-0054.pdf

 

文責 : 田上 尚平

整体師歴10年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス 大泉学園院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

作成日:2021.4.9

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