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病院 わからない痛み

病院 わからない痛み

整体 スクール 短期コース 

受講生OB・OGに配信しております。

整体 スクールでありながら

現在、鍼灸師の資格を持つ

先生方の参加が多く

整体よりも鍼灸

とくに鍼治療を効果検証や

経穴の選択や手順を見直す

ケースが多くなりました。

鍼灸など東洋医学は

慢性疾患や生活習慣から起因する症状に対して

薬一辺倒でなく

食や運動、睡眠、リラックス法など

多面的なアプローチ方法があることや

薬で数値を抑えるよりも

東洋医学的な発想で

生活習慣など現状把握して

問題となる

食事の内容や活動量などの見直しを図りながら

数値を改善していく方が

理にかなっているのではないかなど

東洋医学でできることや可能性を追求しています。

例えば、高血圧や肥満など

食事や活動量など

生活習慣が原因の場合は、

対策としては、

先に生活習慣を見直すことと

考えるのですが、

食事や活動量の見直しをせずに

数値を薬で抑えて正常値に戻っても

薬を止めてしまえば

また、数値が戻るようだと

どうなんでしょうかということに

ついて鍼灸の資格を持つ

鍼灸師の先生と話を深める

先行研究から調査する

実践するなど

コンサルティングしている方が

視野が広がったりと

みんなで成長していければという会になってきました。

関節痛や背中の痛み、頭痛など

病院で異常がないけどつらい痛み。

原因がわからないのに、飲み続ける薬。

日々の生活の中でストレスや疲れを

気が付かないうちにため込んでしまう。

ストレスや疲れは、数値化できず

身体的所見もなく臨床検査、X線、CTなどに異常がなく、

病理学的にも変化の認められない

病院の検査では異常が見つからないことも多いです。

そのような症状を

機能性身体症候群

(functional somatic syndrome; FSS)といい

「身体症状の訴え、苦痛、障害の程度が、

個々の疾患に特異的な構造や機能によって

説明できる障害の程度に比べて大きいという特徴を持つ

一連の疾患群」と定義され1)

医学的に説明できない身体症状は、medically 

unexplained symptoms (MUS)

として知られております。

また、病因不明の症状の頻度は、

関節痛 37%、背部痛 32%、疲労感 25%、

頭痛 25%、腹痛 24%、めまい 23%2)

という順番に多いとの報告もあります。

病院で異常なしや病因不明のケースも

少なからずあると思いますので

適切な専門家を紹介したり

これまでのエビデンス情報を収集したりして

日々の努力は欠かせませんということを

改めて認識する会となりました。

 

1)Functional somatic syndromes: one or many?

  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10489969

2)Symptoms in the community. Prevalence, classification, and psychiatric comorbidity.

 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8215752

4)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000050414.pdf

5)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000050380_1.pdf

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