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身体を動かすときの 意識

身体を動かすときの 意識

駅まで歩いていく時

何か意識していますか。

急がなきゃとか、

考えることはあっても

歩く際に

身体が 自動制御されながら

動いてくれる 筋肉の動きに

意識を集中させることは少ないと思います。

踵から着地して

重心をつま先まで持っていく

重心の流れを足裏で感じようと

身体を動かしているときに意識を

集中させたとしても

意識も時々刻々と意識も流れ

変わると思いのではないでしょうか。

今回は、身体を動かすときの意識

の集中を筋肉など内部に集中させるか

外の景色や音楽など視覚や聴覚になど

外部への意識に集中させるか

比べたところ

身体を効率的に使うには

筋肉などの内部のことを意識するよりも

外部のことを意識したほうが良かったよという

オーストラリアのグリフィス大学が行った

16件の先行研究について分析したレビューの話の紹介です)。

一般的に、筋トレ中は、

使う筋肉を意識させ

使っている筋肉の動きや

フォームなどに意識を集中させた方が

その筋肉が活性化されて筋肉が発達します。

筋肉など身体に意識を集中させることを内部意識

筋トレ中にバーの傾きや、置き方、

バーベルの動きなど視覚的なことや

流れている音楽など聴覚的なことに

意識を集中させることを外部意識とします。

筋トレでは、重いバーベルを持ち上げる時

フォームや使う筋肉や身体の動きなど内部のことに

意識を集中させるよりも

バーの傾きや、置き方、バーベルの動きなど

を見て視覚的なこと外部のことに

意識を集中させる方がより

効率的にバーベルを上げられ

パフォーマンスを発揮できたと報告してます。

筋肉以外の外部のことに 

意識を集中させることで

効率化された動きが可能となるのではと。

ランニングやジャンプなど瞬発系でも

意識を外部に集中させた方が

パフォーマンスを発揮できたとのこと。

この研究は、あくまで

歩きでも、筋トレでもランニングでも

フォームを習得した人向けの話で

まずは正しいフォームの習得が大事です。

正しいフォームを習得していないと

自動制御プロセスの恩恵は

得られにくいとのことでした。

まずは、筋肉の使い方や動きや

連動など内部の事に意識を集中させて

フォームを習得したら次は、

外部の事の意識を集中させていくということで

より効率的な動きができるのではという話の紹介でした。

普段の歩きも

最初は、腰を入れて身体を緩ませて歩くように

意識を内部に集中させてフォームが習得できたら

次は、音楽など聞きながら歩いて外部に意識を集中させる。

歩くだけでなく

フォームが固まっていれば

筋トレ中の

筋トレ中にバーの傾きや、置き方、

バーベルの動きなどのように

ゴルフのスイングなども

ヘッドの動きなど

意識の集中を外部に持っていって練習してみる

ことも試す価値はありそうな内容でした。

意識の集中をどこにするか、面白い話でした。

参照WEB

A Systematic Review of Attentional Focus Strategies in Weightlifting

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fspor.2019.00007/full

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

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