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運動前のストレッチは、怪我や故障予防の効果なし

運動前のストレッチは、怪我や故障予防の効果なしという話

筋肉を伸ばしたり

伸ばしてもらったりするのは、気持ちいいのですが

なんのためにストレッチをするか

再度確認の話です。

運動前に何気なくやっていたストレッチ

肉離れの予防になるかとやっていたストレッチも

 

運動前にストレッチは、怪我や故障の予防にはならない1) 2)

運動には筋肉や腱の柔軟性は必要ない

パファーマンスを下げるからだめだよって3)

スポーツ科学に詳しい人にとってはわりと

一般的な話になっています。

 

 

一概にストレッチといいましても

ストレッチの時間など

静的なストレッチや動的なストレッチ

ストレッチの時間など手法もいろいろありまして

目的によっても

いろんな手法はあるのですが

 

今回は

静的なストレッチが柔軟性と筋肉の動きにどう影響するか

実験結果のご紹介で結論から申しますと

 

柔らかくしたいなら30秒ほどのストレッチ

筋パフォーマンスを上げたいなら短めに6秒ほど4)

といった結果でした。

 

30秒かけて伸ばすと

血液循環が促進されて筋温度が上がる

筋緊張がとれるリラクセーション効果が高まる

ですが、筋緊張が低下して筋パフォーマンスは低下した。

30秒間のストレッチは

血液循環促進効果というよりも神経-筋系に対する鎮静作用による

リラクゼーション効果として柔軟性が高まったことで

筋出力が低下した(パフォーマンスが下がる)

 

6秒のストレッチは

伸長刺激により筋紡錘の興奮性を高めた

伸張反射が促通され神経伝達効率も亢進

柔軟性効果はなかった。

逆に筋パフォーマンスが上がった。

 

この実験以外にも

 

30秒以下のストレッチは、

運動パフォーマンスに影響はないけど

45秒以上だと運動パフォーマンスを下げてしまうという5)

という実験結果や

 

柔らかくなることについても

ストレッチで体が柔らかくなるのは、

脳や神経が関節の曲がる痛みに慣れてしまうからで、

別に筋組織に変化が出たわけじゃない6)

という話もあります。

 

ストレッチも目的しだい

ストレッチでの腰痛改善や肩こり改善など

むくみ改善効果は、

現場において、とても実感しています。

 

運動中の怪我や故障についても

生理的学的な面もそうですが

心理的学的な面が大きく関与している

ケースもありますので

そのへんも考慮しながら

自分自身の

身体の感覚を感じながら

ストレッチを入れるかどうか

判断していくことが大事です。

 

またストレッチは

お客様からも喜んでもらえたり

お客様とのコミュニケーションの

一つのきっかけとなったり

 

からだの柔らかさと と 心のやわらかさは

相関していると考えてます。

 

ストレッチも

何を目的にストレッチを行うのかっていうことが大事です。

 

からだを感じる事を目的に

気持ちい程度で

ストレッチお勧めします。

 

参照WEB

The impact of stretching on sports injury risk: a systematic review of the literature.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15076777

Stretching before exercise does not reduce the risk of local muscle injury: a critical review of the clinical and basic science literature.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10593217

Phys Ed: How Necessary Is Stretching?

https://well.blogs.nytimes.com/2009/11/25/phys-ed-how-necessary-is-stretching/

 

短時間の静的ストレッチングが柔軟性および筋出力に及ぼす影響.理学療法―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ptcse/21/1/21_51/_article/-char/ja/

Effect of acute static stretch on maximal muscle performance: a systematic review.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21659901

Flexibility and its effects on sports injury and performance.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9368275

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年、カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

早稲田ウェルネス研究所 研究員

全国カイロプラクティック師会会員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師歴25年 鍼灸師(国家資格)

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

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