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お腹を凹ませる ドローイン

お腹を凹ませる ドローイン 

姿勢を安定させウエストを絞りこんでいく

テクニックの一つとして

腹横筋を使う

『ドローイン』が挙げられます。

ドローインは、

お腹を凹ませたい

ウエストをつくりたい

姿勢を安定させたい

といった方にお勧めの

とてもシンプルなエクササイズです。

他に腹横筋を使ったエクササイズは

プローンブリッジ

フロントブリッジ(プランク)

などがありますが

腹横筋を使うイメージをつかむために

ドローインをご紹介させて頂きます。

・腹横筋はコルセット

腹横筋とは、下記の姿勢を保持する

抗重力筋イラストからもわかるように

お腹周囲側方にあります。

この腹横筋は

お腹を凹まして呼吸を助けたり

腹部を締めたり、

腹圧を高めたりといった

多くの働きをもっています。

この腹横筋を鍛えると

コルセットを強く締めるように、

内臓の重みでぽっこり出ていた

お腹が引き締まってきます。

また、腹横筋は姿勢を安定・維持する

役割も担ってますので

美しい姿勢をキープするには

欠かせない筋肉でもあります。

腹筋群の図から

外腹斜筋⇒内腹斜筋⇒腹横筋の順で

筋肉が浅いところから深いところ

アウターマッスルからインナーマッスルの順となり

腹横筋は、腹筋群の中でも最も深い層の

インナーマッスルの筋肉で

腹直筋と直行するようにあります。

まさにお腹周りをコルセットのように覆っています。

腹横筋(ふくおうきん)は、

腹部の筋肉のうち腹壁外側部を走る側腹筋の一つ。

・腹横筋の起始

内腹斜筋の深層に存在し下位

肋骨鼠径靱帯、腸骨稜、胸腰筋膜を起始

・腹横筋の停止

水平に外側に向かって走り

腱膜に移行して腹直筋鞘に付着する。

・腹横筋の働き

・腹囲の減少および腹圧の上昇

・胸腰筋膜および前方の筋膜の緊張

・腹横筋は仙腸関節の安定性を増加させる

・ドローイン

体幹安定運動のためのドローイン

体幹安定化運動はローカル筋を含めた

体幹筋の神経筋協調性の改善を目的とした運動など

ドローインを適切に行うことで

腹横筋の筋活動が向上します。

・ドローインの方法

①仰向けに寝て 膝を軽く曲げます。

②「お腹を凹ますように」

  息を吐いていきます。

 *お腹を凹ますイメージが難しい場合は

 おへその下に手を当ててみてください

③息を吐ききってお腹を凹ました状態で

 5秒ほどキープします。

④ドローイン「お腹を凹ました」状態で

 通常の呼吸を繰り返します。

 仰向けで膝曲げた状態でのドローイン

「お腹を凹ました」に慣れてきたら

うつ伏せや、座った状態、立った状態、歩いている時などでも

ドローイン「お腹を凹ました」練習してみてください。

・骨盤前傾後傾運動と腹横筋

立った状態で骨盤前傾・ニュートラル・骨盤後傾の運動を行った場合

骨盤を後傾すると腹横筋の活動量が

腹直筋・外腹斜筋・脊柱起立筋に比べて

大きくなうことが言われています。

座った状態や立った状態で骨盤の自動運動を行うことで

骨盤の前傾では、多裂筋、骨盤の後傾で腹横筋を使うことができて

・ペルピックチルト

(骨盤がニュートラル・後傾・ニュートラル)といった動きで

腹横筋や多裂筋などのインナーマッスルを使う練習ができます。

ドローインは、お腹を凹ませるだけなので

とてもシンプルなテクニックです。

ドローインに慣れてくると

座っている時や立っている時

歩いている時などにおいても

『ドローイン』を意識して生活習慣の中に

取り組んで行くことも可能です。

常に姿勢を安定させ

ウエストを絞りこんでいきます。

✔お腹を凹ませたい

✔ウエストをつくりたい

✔姿勢を安定させたい方に向けて

腹横筋を使う『ドローイン』をご紹介させて頂きました。

 

相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科

健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

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