大転子の出っ張り
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骨盤 広い 骨格 の影響はあるのか

骨盤 広い 骨格 の影響なのでしょうか

骨盤 広い 骨格

・骨盤が横にせり出し 大きく見える

・骨盤の横幅で 細身のパンツがが入らない

・骨格を 小さくできるのか 知りたい

 

骨盤が大きくて 横に広い

その影響で 細身のパンツを履くと 骨盤で

引っかかり 綺麗に履きこなせない

 

上半身に比べて 下半身が太い体型を

骨格ウェーブ と呼ばれています

 

骨盤は 左右の寛骨+仙骨+尾骨 から構成され

その形態上 横に広いものです

 

骨盤の開きに関しては

骨盤の前側にある左右の腰骨(ASIS)

骨盤横の大腿骨の外側部分(大転子)

の幅が気になる横幅部分になるケースが多い

 

女性と男性においても 骨盤の形態は

異なります

 

先行研究では 1)

女性は分娩を行うため 骨盤の形態は男性と

異なることが知られている。また月経に伴い

分泌される女性ホルモンの影響により、

関節弛緩性の増大が長期間、繰り返し生じると

経年的に骨盤形態に性差が生じる可能性がある

と発表されています

 

出産等の影響により 骨盤の弛緩性が高まり

骨盤の歪みにつながる

 

出産に伴う骨盤形態の先行研究でも

出産経験のある人 出産回数が多い人ほど

骨盤前方の開きが大きくなると考えられた 2)

 

これまで妊婦において 非妊娠者と比較し

ASIS間距離 PSIS間距離が有意に大きくなる 3)

 

出産に伴い 骨盤の前側の左右腰骨間が大きく

なることが報告されています

 

また骨盤横の骨の出っ張りがせり出すと

骨盤の横幅の原因のひとつとなります

 

骨盤の横の骨は 大転子 と言います

大転子は 股関節を形成する大腿骨の外側部分

股関節の歪み(内股)により 外側に出っ張る

 

骨格の影響によって 骨盤の横幅が広くなる

のは 腰骨と大転子のせり出しによるものが

考えられます

 

では どうして骨盤が歪み 骨盤の横幅に

つながっていくのでしょうか

 

骨盤が広がる要因と対処法について

ご紹介させていただきます

 

はじめに 骨盤が広がる要因から

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骨盤 広い 骨格 が広がる要因とは

 

骨盤の広がりが気になる部分は

・骨盤の前側にある腰骨

・骨盤横の骨 大転子

 

腰骨部分の広がりは 出産に伴う広がりが

原因のひとつです

 

妊娠することでリラキシンという女性ホルモン

が分泌され 関節の弛緩性が高まります

 

腰骨部分は関節ではないため 骨盤の関節が

緩むことで 骨盤の開きに影響してきます

 

その骨盤の関節とは

寛骨と仙骨の間の関節 仙腸関節

骨盤の底にある 恥骨結合

になります

 

しかし 骨盤の関節は強靭な靭帯に覆われて

いるため 大きく動くことはありません

 

骨盤を保持するための筋肉が機能低下を起こす

ことで骨盤の開きにつながります

 

骨盤を保持するのは

腰骨を閉じる 腹横筋

恥骨を安定させる 骨盤底筋群

が 主な筋肉になります

 

腹横筋は 腰骨に付着する筋肉

骨盤底筋群は 恥骨に付着する筋肉

 

これらの筋肉が骨格を支えることで

骨盤を正しいバランスで保持されます

 

腹横筋、骨盤底筋群は 骨格を保持する以外に

呼吸で使われる筋肉でもあります

 

姿勢の崩れ 呼吸の浅さ がクセとなっていると

骨盤の開きにつながっていきます

 

大転子の出っ張りに関しては

内股姿勢によって 股関節を正しい位置に保持

する お尻の筋肉が機能低下を起こすと 大転子

部分が外側にせり出してきます

 

内股姿勢を整え お尻の筋肉の機能性を上げる

ことが 大転子を引っ込めるポイントです

 

大転子の出っ張りの原因と対処法 に関しては

上記リンク記事にて ご紹介しております

 

次に 腰骨の開き を整えるエクササイズを

ご紹介させていただきます

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腰骨の開きを整えるには

 

骨盤前側の腰骨の間隔が広い

この原因のひとつが 脇腹についている腹筋

腹横筋の機能低下 です

 

姿勢保持 と 呼吸に関する筋肉です

呼吸の際は 息を吐く時に作用します

 

また 恥骨に付着している 骨盤底筋群も

呼吸の際に連動して動く筋肉です

 

呼吸の質を高めることが 骨盤を締める

ことに つながっていきます

 

ゆっくり 深く 深呼吸

お腹を膨らませるように 息を吸い

お腹を凹ませるように 息を吐く

 

仰向けで リラックスした体勢で行うと

呼吸がしやすくなります

 

無理なく 力みの出ない 範囲で深呼吸

はじめは 息の深さ 呼吸の時間は気にせず

心地よさを感じられる呼吸 を意識していき

ましょう

 

鍛える というより しっかり動かす

ことが はじめの目的です

お腹の膨らむ、凹ませる動きを感じながら

深呼吸をしていきましょう

 

呼吸でお腹を凹ませる感覚を養ったら

日々の姿勢保持の時 お腹に力を込める

ようにしていく

 

日々の姿勢保持、呼吸で 腹横筋が使われる

ようになると 天然コルセットの役割で腰骨の

引き締めにつながっていきます

 

【まとめ】

骨盤が広いのは 骨格の影響なのか

骨盤自体は形態上 横に広いもの

 

特に男性に比べて 女性の骨盤はホルモン等

の影響で 骨盤が広がりやすいことがあります

 

しかし骨盤の関節自体は強靭な靭帯で覆われて

いるため 大きく広がるという事はありません

 

気になる骨盤の横幅につながるのは

骨盤の前側の 腰骨

骨盤横の 大転子

部分で見受けられます

 

腰骨は 脇腹の腹筋 

大転子は  お尻の筋肉

の付着部です

 

これらの筋肉が機能低下を起こすことで

正しい位置で保持できず 歪みにつながる

 

骨盤を引き締めていく為には

姿勢を整えること と 呼吸の質を高める

ことが重要です

 

腰骨を引き締める 脇腹の腹筋 腹横筋は

息を吐く時に使われる筋肉です

お腹をしっかり凹ませて 息を吐く

 

お腹に力が入りにくいという方は

仰向けで寝て ゆっくり深呼吸をして 腹筋の

機能向上をはかりましょう

 

腹筋の機能性を高めたら 日々の姿勢保持でも

お腹に力を込め 骨盤を支えていく

 

姿勢改善と呼吸の質を高めることで

骨盤を締める筋肉に刺激が入りスッキリとした

骨盤ラインにつながっていくのです

 

参照WEB:

1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/46S1/0/46S1_H2-96_2/_pdf

2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/46S1/0/46S1_H2-162_1/_pdf/-char/ja

3)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2014/0/2014_0560/_pdf/-char/ja

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

 

作成日:2020.1.9

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