大転子の出っ張り
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大転子 圧痛 などの症状 まとめブログ

大転子 圧痛 などの症状に関する記事まとめ

・骨盤の横の骨 大転子周辺を押すと痛い

・大転子まわりや裏ももに しびれがある

・股関節を動かすと 音が良く鳴る

 

骨盤の横のせり出している骨を

大転子(だいてんし)と言います

股関節を形成する 太ももの骨(大腿骨)の

上端、外側部分です

 

この大転子周辺に痛みやしびれ、音が鳴る

などの症状が出ることがあります

 

これらの症状の原因は何でしょうか

どうすれば緩める事が出来るのでしょうか

 

今回は大転子周辺に関する症状について

内容をまとめました

詳しくはリンク先の記事も合わせてご覧下さい

 

はじめに痛みの症状から

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大転子 圧痛 などの痛み症状

 

・大転子周辺を押すと痛い

・横向きで寝ると 痛みが出る

・走るなど 負担をかけると痛い

など大転子周辺の痛みの原因は主に3つ

 

大転子周辺を押すと痛みが出るケース

これを 大転子痛症候群 と呼ばれています

 

はじめに 大転子に付着する筋肉の問題

大転子には 様々なお尻の筋肉がついています

 

その中の 小殿筋 中殿筋 が何かしらの原因で

炎症を起こし 痛みを起こすことがあります

 

小殿筋 中殿筋は 脚を外側に開く時に使われる

筋肉ですが 重心を支える重要な役割も持って

います

 

股関節のアライメントが崩れ 動作にエラーが

起こると 小殿筋 中殿筋が上手く使われず

機能低下を起こしてくる

 

その状態で過度な負担をかけることで

筋肉が炎症を起こしやすくなり痛みにつながる

 

中殿筋が機能低下を起こしていないか 確認し

硬くなっているなら 柔軟性を高めましょう

 

小、中殿筋炎について 中殿筋の機能性を確認

する方法等は こちらの記事 でご紹介しており

ますので ぜひご確認ください

 

大転子周辺で炎症を起こす場所は 筋肉だけ

だけではありません

 

骨と周りの組織の間には摩擦を軽減させる為の

滑液包(かつえきほう)という袋があります

滑りを良くする液が入っていて 強く擦れない

ようにしてくれています

 

しかし オーバーユースなどが原因で

滑液包自体が摩擦によって 炎症を起こす

大転子滑液包炎 があります

 

大転子、太ももの外側部分に痛みが出やすく

動作時に膝が内側に入る knee-in のクセが

あると 摩擦が起こりやすくなります

 

日頃の歩き方が 内股歩き になっていませんか

大転子滑液包炎について knee-in の確認方法

こちらの記事 で詳しくご紹介しております 

 

滑液包が摩擦から守ってくれているのが

大転子とその上についている 腸脛靭帯 です

 

滑液包炎と同様に オーバーユースで腸脛靭帯

に炎症が起きると 腸脛靭帯炎 になります

 

腸脛靭帯は骨盤から 大転子の上を通り 膝下

まで ついている長い靭帯です

ランニングをしている方が 走り方に動作

エラーが起きていると 起こりやすい症状です

 

腸脛靭帯炎は大転子周辺だけでなく膝上の外側

大腿骨外側上顆 にも痛みが出やすい

 

30°の膝の曲げ伸ばしが続くと 腸脛靭帯が

前後に動き 摩擦が起きやすくなる

 

腸脛靭帯炎の予防には お尻の一番大きい筋肉

大殿筋の強化が重要です

 

腸脛靭帯炎、大殿筋のエクササイズについては

こちらの記事 でご紹介しております

 

大転子周りの痛み 大転子痛症候群は 

この3つが主な原因となります

症状や日常動作によって どのケースかを

確認し 正しく対処して頂ければと思います

 

次に 痛み以外の症状について

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大転子 痛み以外の症状の原因

 

大転子周りの痛み以外では

しびれや筋肉がつる 動かすと音が鳴る

などの症状があります

 

はじめに大転子周りのしびれについて

大転子に付着するお尻の筋肉の一つに

梨状筋(りじょうきん)という筋肉があります

 

この梨状筋の下に 腰から出ている坐骨神経が

通っています

 

梨状筋が硬まり 坐骨神経を圧迫すると

しびれが出て 梨状筋症候群 と呼ばれます

 

内股姿勢になってくると

梨状筋が機能低下を起こしやすくなる

 

負担をかけないように 姿勢改善し

お尻の筋肉をストレッチすることで 緩めて

いきましょう

 

梨状筋症候群について 緩めるストレッチは

こちらの記事 でご紹介しております

 

お尻の筋肉が収縮すると つる という状態

になります

筋肉が縮んで痙攣をおこし 硬くなった状態

 

大転子まわりが つる というのは

お尻の筋肉がつっている状態です

筋肉の伸縮を調整するセンサーの働きが悪く

なることで起こりやすくなります

 

そのセンサーの働きは水分不足、ミネラル不足

になるとバランスが崩れやすくなる

 

水分、ミネラルをしっかり摂取して

血行を良くしていくことが重要です

 

大転子周りがつる ことに関しては

こちらの記事 で詳しくご紹介しております

 

最後に大転子まわりがコリコリする

押してコリコリするのはお尻の筋肉のコリ

です

 

姿勢の崩れによって お尻の筋肉に負担をかけ

血流が滞り 疲労物質が蓄積したもの

姿勢を整え 血行を良くすることで 筋肉のコリ

を予防出来ます

 

そして 股関節を動かすと 音が鳴る症状

これらは大転子と滑液包、腸脛靭帯などの組織

が擦れることで 音が鳴るケースがあります

 

大転子周辺組織が弾かれるように動き音が鳴る

ことから 弾発股 と呼ばれています

 

股関節を動かして音が鳴る という症状も

股関節のアライメント異常 動作エラー が

原因のひとつです

 

姿勢を整え 正しい動作を身につけることで

予防などにつながっていきます

 

大転子周りのコリや音が鳴る 症状については

こちらの記事 でご紹介しております

 

大転子まわりが痛い 痺れる つる 音が鳴る

大転子に付着する筋肉 滑液包 靭帯 などの

組織による問題がほとんどです

 

それぞれの症状、状態に応じて

適切に対処してくことが重要です

 

そして 股関節に負担をかける原因のひとつが

姿勢の崩れ と 動作エラー

 

姿勢が歪み 正しい体の使い方が出来なくなる

と 股関節に過度な負担をかけたり 機能低下を

起こしやすくなっていきます

 

大転子まわりの症状でお困りの際は

姿勢の見直し、動作改善も意識してみて下さい

 

痛み等の症状だけでなく 大転子の出っ張り

など 見た目も良くしていきたいという方は

 

大転子の出っ張りのブログ記事まとめ

こちらも合わせてご覧ください

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

 

作成日:2020.12.12

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