健康・メディカル整体情報
News

足の長さが違う 脚長差の原因となる姿勢とは

足の長さが違う 原因と対処法

足の長さが違う

・ズボンのすそ直しで 足の長さを指摘された

・靴底の減りが 左右で違っている

・脚のラインを見ても 太さなど左右差がある

 

良く見ると違う 足の長さ

日常生活で 特別問題があるわけではないが

見た目など 気になるところである

 

足の長さの違いの原因のひとつが 姿勢の歪み

生活習慣の崩れによる 姿勢の歪みを整えると

足の長さを整えることにつながります

 

では 脚長差を作る歪み とは?

一番は 骨盤の歪み です

足の骨がついている 土台となる骨盤が歪む

ことで 足の長さが変わってくる

 

今回は 脚長差につながる骨盤の歪み

また 足の長さを整える方法も合わせて

ご紹介させて頂きます

 

はじめに 脚長差をつくる歪み から

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

足の長さが違う 原因となる骨盤の歪み

骨盤は後ろから見て 真ん中に三角形の仙骨 

その左右に 寛骨(かんこつ)という平たい骨

で構成されています

左右の寛骨と 太ももの骨(大腿骨)が連結し

脚が構成されています

 

仙骨と寛骨の関節 寛骨と大腿骨の関節は

強靭な靭帯で覆われているため 見た目で

はっきりとわかるような 歪みは起きにくい

 

骨盤の上に積みあがる背骨も含め 全体の

バランスが崩れ 姿勢が歪むことによって

脚長差が生まれてきます

 

脚長差につながる歪みは 骨盤のねじれです

脚長差が直立姿勢に与える影響を調べた文献

では以下のように述べられています 1)

 

脚長差が骨盤と脊柱の捻転に与える影響に

ついては 右短脚を順次増強した場合 骨盤は

右側が挙上し 10mm以内の脚差では小さな

捻転(回旋)を繰り返すが 10mmより大きく

なると 基本的に仙骨および腰椎は左側に

側轡と捻転する傾向が見られた

 

右足が短くなる時は 骨盤が左に傾くように

骨盤の右側が上がり ねじれが起きる

1cm以上 右足が短くなると 腰の骨も左に傾き

背骨の側弯がつくられる

 

立って ウエストに手を当てると高さが違う

というケースも この骨盤の傾き ねじれによる

パターンが考えられます

 

1cm以上 足の長さが変わってくると 見た目

にも影響が出てきやすくなります

 

どのような姿勢のクセが このような脚長差を

つくるのでしょうか

 

主な所では

・ 左脚に重心を置いて 立つ

・ 右足を上にして 脚を組んで座る

・ 右足を外に開いて 4の字の形で寝る

・ 左に重いものをもって 歩く

思い当たる姿勢はありますか?

 

スポーツ障害など 怪我の後遺症による

歪みなどもある為 上記が全てではありませんが

一例として良くあるパターンです

 

脚長差を予防していくためには

これらの姿勢の崩れに気づいたときは

その場で 一度姿勢を正す ことが重要です

 

脚を組んでいたら 下ろす

片足に重心をかけて立っていたら 両脚に

重心を乗せるようにする

かばんを反対側でも持つようにする

など 偏った姿勢で いつづけないように

心がけていきましょう

 

次に 脚長差を整えるエクササイズを

ご紹介させて頂きます

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

足の長さを整える エクササイズ2選

 

足の長さを整えるには

1、骨盤のねじれを整える

2、骨盤の傾きを整える

ことがポイントです

 

右足が短い時は 骨盤は右にねじれている

ケースが多く見受けられます

腰をひねり ねじれを整えるエクササイズから

始めていきましょう

 

・骨盤のねじれを整えるエクササイズ

1、床にあおむけで寝て 両膝を立てる

2、両膝をつけたまま 左右に脚を倒し

  腰をひねっていく

 

歪みがある際は 左右でひねりやすい

ひねりにくい方向があると思います

左右均等にするように 繰り返し腰をひねり

骨盤のねじれを整えていきましょう

 

・骨盤の傾きを整えるストレッチ

1、立って 右手を上に 上半身を左に倒す

2、上げた手を下ろし 肘で膝をタッチする

  するように 上半身を反対側に倒す

3、左右交互に繰り返していく

 

骨盤の上に付着している 脇腹の腹筋が

収縮することで骨盤が傾く歪みにつながります

脇腹を伸ばして 縮める動作を行うことで

骨盤の傾きを整えていきます

 

足の長さを整えていくためには 骨盤の歪みを

整えること が重要です

腰をひねる 上半身を横に倒す動作で 脇腹の

腹筋の硬さを緩めると 骨盤のバランスが

整っていきます

 

脇腹以外では もも裏の筋肉が縮むと

骨盤の歪みにつながります

床に寝て 足先にタオルなどをひっかけ

上に上げると 裏ももの筋肉がストレッチ

されます

こちらも合わせて行うことをオススメ致します

 

【 まとめ 】

ズボンのすそを切るときに 脚長差を指摘された

ウエストの高さや足の太さなど見た目の左右差

が気になる

 

このような足の長さの違いは

骨盤がねじれたり 横に傾いたりすることで

その下につく足の骨に影響を及ぼし 脚長差

が生まれてくる

 

脚を組んで座ったり 片足に重心をかけて

立ったりしている事に気づいたら 姿勢を正す

ように心がけましょう

 

その上で 腰をひねったり 横に倒したりして

左右の動きを整えていくと 骨盤の歪みが整い

足の長さがそろいやすくなっていきます

 

専門的に脚の長さを整えて欲しいという

あなたには 骨盤から整える姿勢・動作改善

で 骨盤、姿勢の歪みを整えてまいります

 

足の長さにお悩みの際は ぜひ上記リンクも

ご確認ください

 

参照WEB:

1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika1986/9/4/9_4_171/_pdf/-char/ja

 

文責 : 榎本 裕司

整体師歴20年 カイロプラクター

コンディショニングトレーナー

カイラックス恵比寿院 院長

日本健康スポーツ従事者協会 理事

Wasedaウェルネス研究所 研究員

 

監修:相澤 景太

カイラックス治療院 代表

整体師 鍼灸師(国家資格)コンディショニングトレーナー

早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科卒

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 健康マネジメントコース修士課程修了(スポーツ科学)

早稲田大学スポーツ産業研究所 招聘研究員

 

作成日:2021.09.27

TOP